【図解】カップヌードル 残ったスープ固めるパウダーって何?その原理・仕組みは?

身近な技術

はじめに

こんにちは

へっぽこ君です。

カップラーメン美味しいですよねー

僕は大好きです。

そんな中、日清食品さんから

「カップヌードル残ったスープ固めるパウダー」

を開発したとの情報が

残ったスープ固めるパウダー|日清食品グループ オンラインストア (nissin.com)

これはどんな仕組みなのか気になったので調べました。

どんな原理で固まるの?

材料を確認すると

  • 高吸水性樹脂
  • 苦味剤

の2つです。

高吸水性樹脂

「水に触れると、浸透圧で水分を吸収し、多少の圧力をかけても

水を放さない高分子材料」です。

浸透圧とは、イオン濃度が均等になろうとする働きで

中学生の理科の実験で下記のような水の水位が変わる実験をしたと思います。

生活の中でいうと

キュウリ等の水分が多い野菜に塩を振りかけると、水が出てくる

ような現象が浸透圧です。

高吸水性樹脂の吸水イメージは下記の通りです。

・樹脂の内部はイオンの濃度が高い状態となっている。

・水が触れるとイオン濃度が高い内部に吸い込まれる。

・樹脂内部は網目状になっているため、よく膨らむ。

ここで、カップヌードルの汁を吸うには弱点があります。

カップヌードルの汁の中には塩分(ナトリウムイオン)やその他の成分が

入っているため、水のようにイオン濃度が低くなく

浸透圧が働きにくい状態となってしまいます。

おそらく、この部分を日清さんと小林製薬さんの研究にて

解決する樹脂が開発されたのでしょう。

苦味材

その名前の通り、舌で苦味を感じる成分です。

これはおそらく誤飲防止でしょう。

苦ければ食べれないですからねー

身近な所だと、Nintendo Switchのソフトには「安息香酸デナトニウム 」

というギネスに登録された苦味材が練り込まれているそうです。

(赤ちゃんが誤飲しそうなサイズですもんね・・)

まとめ

カップヌードルの残ったスープ固めるパウダーは

高吸水性樹脂でできており、

浸透圧に水分を保持することができる。

物質でした。

以上

ではまた

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