ガンダムに登場するヒートホークについて
wikiを読んでも難しくてよくわからない人向けに
わかりやすく、現実の技術も踏まえて解説します。
はじめに
ザクのヒートホークかっこいいですよねー
個人的にはドズル専用ザク2の無駄に派手なのが好きです。
今回はそんなヒートホークの原理を
解説してきます。
結論として下記のように推察しました。
ブレード部分に
タングステンの合金を使用
電気抵抗により加熱
することで、装甲を溶断できる。
もしくは
刃先はプラズマ状態となっているが
Iフィールドで繋ぎ止めることができている。
ヒートホークって何?
まず、ヒートホークをwiki等で調べると
・ブレード部分を加熱することで金属を溶断する威力を発揮する武器
・刃部をプラズマ化させ、金属を超高温で焼き溶かし斬る斧
という記述がありました。
簡単に説明すると
敵の装甲を溶かし切るということで
切断の原理はビームサーベルと同じです。
ビームサーベルの説明はこちら
ヒートホークの原理は?
ブレード部分の加熱する方法として考えられるのは
電気抵抗を利用することです。
- 電気抵抗を利用について
工作で発泡スチロールをカットする時に、電熱線を使ってカットしたと思います。
原理はあれと同じです。
金属に電気を流すことで
その電気抵抗により、
電気エネルギーが熱エネルギーに変換されます。
お家の照明も
スマホを使うとあったかくなるのも
電気エネルギーが熱エネルギーに変わってる現象です。
電気エネルギーはジェネレーターより大量供給
が可能なため、
電気抵抗が高い導電可能な材料で斧をつくれば可能になります。
ジェネレータの説明はこちら
- 金属を溶断することについて
では、金属を溶断するには何度の温度にする必要があるのでしょうか?
ガンダムのシールドを切断できたことから、ガンダリウム合金は切断できるようです。
ここは、一旦現実のチタン合金を溶断する事を考えてみます。
ガンダリウム合金についてはこちら
チタン合金の融点は約1650℃です。
現実でではガスの炎で切る
溶断という技術があります。
その炎の温度を調べると、約3000℃との記述がありました。
これは鋼(融点約1350℃)を切断する時の温度なので、
更に高い温度では無いと切れない計算となります。
材質の融点が300℃違うため
3300℃は最低でも必要でしょう。
- ヒートホークの材質について
上記温度でも固体で存在できる材料を調査すると
炭素:融点約3550℃
タングステン:融点約3420℃
炭素は衝撃に弱い物質なので、
すぐ刃が欠けてしまうため無しです。
タングステンを主原料とし
電気抵抗が高く
衝撃に強い材料を配合
すれば作れるのではないかと推察します。
- 刃物をプラズマ化させるとは
、
刃物をプラズマ化させるとすぐに散ってしまうため、繋ぎ止めなければいけません。
温度変化により
固体→液体→気体→プラズマ
となり、原子と電子がそれぞれ分離して存在している状態を表します。
固体:原子同士がくっついて動かない状態
液体:原子同士がくっつきながら動く状態
気体:原子が一緒に自由に動く状態
プラズマ:原子と電子がバラバラに自由に動く状態
プラズマ状態は、気体より自由に動くため
これを散らないようにしなくてはいけません。
以前ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉の回で解説したIフィールドは
素粒子であるミノフスキー粒子を閉じ込めることができたので
このプラズマ状態となった金属も閉じ込める
ことができるかもしれません。
まとめ
ヒートホークは
ブレード部分にタングステンの合金を使用
電気抵抗により加熱
することで、装甲を溶断できる。
もしくは、
刃先はプラズマ状態となっているが
Iフィールドで繋ぎ止めることができている。
と推察しました。
以上
ではまた
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